@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00001089, author = {泉, さや香}, issue = {1}, journal = {Dokkyo journal of medical sciences}, month = {Mar}, note = {われわれは,"口腔扁平上皮癌と診断された症例のなかにも唾液腺由来の癌が含まれており生物学的悪性度が高い"という仮説をたて研究を進めている.まず,口底に発生した扁平上皮癌の遺伝子発現をHumanGenome Survey Array( 29,098遺伝子) にて網羅的に解析し,クラスタリングを行うことにより,これらの腫瘍が粘膜扁平上皮由来か唾液腺由来かを検索できるマーカー(9 遺伝子) を同定した.さらに,これらのマーカーを用いて,口腔癌患者73 症例(男性45 例,女性28 例,原発部位:舌36 例,上顎歯肉11 例,下顎歯肉9 例,口底6 例,頬粘膜5 例,軟口蓋2 例,硬口蓋2 例,下唇1 例,上顎洞1 例) の発生母細胞の検索を行った.各癌組織からトータルRNA を抽出し,cDNA を合成したのちそれぞれのマーカー遺伝子に対するプライマーを用いてPCR を行い,電気泳動にて定性的に検討した.その結果12 症例 (約16.4%) が唾液腺由来である可能性が示唆され,唾液腺由来の口腔扁平上皮癌は,粘膜由来の口腔扁平上皮癌と比較すると,有意に転移能が高く,予後が悪いことが明らかとなった.本マーカーを用いて口腔扁平上皮癌の発生母細胞を同定することは治療方針を決定するうえで重要な情報になる可能性が示唆された., 学位申請論文}, pages = {T1--T11}, title = {網羅的遺伝子発現解析による口腔扁平上皮癌発生母細胞の検討}, volume = {40}, year = {2013}, yomi = {イズミ, サヤカ} }