@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00001481, author = {安部, 欣博 and 宇塚, 岳夫 and 松田, 葉月 and 深谷, 春介 and 河本, 俊介 and 植木, 敬介 and 金, 彪 and Abe, Yoshihiro and Uzuka, Takeo and Matuda, Hazuki and Fukaya, Shunsuke and Kawamoto, Shunsuke and Ueki, Keisuke and Kim, Phyo}, issue = {1}, journal = {Dokkyo Journal of Medical Sciences}, month = {Mar}, note = {髄膜腫は最も頻度の多い脳腫瘍で,その多くは手術摘出後に再発が稀な腫瘍であるが,一部ではより高い増殖能を示すものがある.組織学的には異型性髄膜腫に分類されるもので,その頻度は診断基準であるWHO分類の変遷に伴い1993年当初数%であったものが,最近30%程度にまで増加している.しかし,臨床的には髄膜腫全体での再発率や悪性度が高くなっている証拠はない.一つの可能性として異型性髄膜腫と診断される比率が増えたことが考えられる.我々は異型性髄膜腫の組織像を詳細に検討し,臨床経過と併せて検討を行った.対象症例は2009年1月〜2014年7月における64例で,WHO grade Iが37例,異型性髄膜腫が27例であった.異型性髄膜腫は組織像によって,局所での核分裂像を示すⅡa群と,全体的での核分裂像もしくは脳浸潤を伴うⅡb群に分けることが可能であり,Ⅱa群は10例,Ⅱb群は17例であった.臨床像はⅡb群が grade I/Ⅱa群より,高齢(中央値Ⅰ:57,Ⅱa:50,Ⅱb:69歳)で男性に多く,MIB-1 labeling indexがより高値(中央値Ⅰ:3.0,Ⅱa:2.1,Ⅱb:10.3%)であった.追跡期間中にgradeⅠで1 例,Ⅱb群で5例が再発した.Ⅱa群の臨床経過は,grade Iに類似しており,臨床像としてはⅡb群が異型性髄膜腫のような,より再発を認めやすい一群であると考えられる.}, pages = {81--89}, title = {異型性髄膜腫の診断基準に対する臨床経過の再検討}, volume = {44}, year = {2017}, yomi = {アベ, ヨシヒロ and ウズカ, タケオ and マツダ, ハズキ and フカヤ, シュンスケ and カワモト, シュンスケ and ウエキ, ケイスケ and キン, ヒョウ} }