@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00001983, author = {山根, 美智子 and 日下, 修一 and 岩本, 世津子 and Michiko, Yamane and Shuichi, Kusaka and Setsuko, Iwamoto}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,精神看護学実習における病棟看護スタッフの学生を指導することに対する意識を明らかにし,教員と病棟看護スタッフの連携のあり方を検討することである.A大学が精神看護学実習をした4施設の病棟看護スタッフ190名を対象に,自記式質問紙調査を実施した.質問紙の内容は独自に作成した実習に対する抵抗感,負担感,実習に対する意識に関する質問と抵抗感や負担感への影響要因としての対象者の背景である.回収率73.7%であった.実習前の抵抗感は38人(27.5%)にあり,内容は指導への不安,業務量の増加による多忙が多かった.抵抗感は資格により差があり准看護師に高かった.指導の負担感はあり群47人(34.1%),なし群86人(62.3%)であった.負担感の内容は業務優先の葛藤,業務量の増加が多かった.負担感は指導者の経験,現在指導者か否か,講習会受講の有無,役職の有無に差があった.実習指導によりスタッフの意識は向上心,患者対応の見直し,言葉づかい等で変化した.看護スタッフが感じる実習の患者への影響では,「学生を楽しみにしている」「良い刺激になり良い反応を示している」等の肯定的な捉えと,「負担感,疲労感による症状悪化へのつながり」という否定的な捉えがあった.実習指導での困難は,「関わりの程度がわからない」「複数の学校が実習する戸惑い」「大学の方針が分からない」「指導が困難な学生の態度」であった.抵抗感や負担感を軽減するためには,教員は病棟看護スタッフ全体への働き掛けや実習中の連携,指導に対する支援体制が重要である.実習が負担だけでなく看護師の成長やケアの質の向上につながることを意識できる教員の働きかけが必要である.患者への影響では,患者との距離の取り方に対する指導が重要であるといえる.}, pages = {77--87}, title = {精神看護学実習についての病棟看護スタッフの意識に関する研究}, volume = {4}, year = {2011} }