@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002005, author = {村田, ひとみ and 須佐, 公子 and 金子, 昌子 and 坂哉, 繁子 and Hitomi, Murata and Kimiko, Susa and Syoko, kaneko and Shigeko, Sakaya}, issue = {2}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,介護療養型医療施設(以下,介護療養病床)の看護管理者がとらえているターミナルケアの現状と認識を明らかにすることである.介護療養病床の看護管理者300名に対し,郵送による質問紙調査を行い,115名(回収率38.3%)から回答を得,全てを分析対象とした.  対象者は女性109名(94.8%),男性6名(5.2%),平均年齢は55.1 ± 7.23(SD)歳で,所有資格は,看護師が109名(94.8%)であった.現在の施設での勤務年数は14.8 ± 10.7(SD)年で,20年以上(33.9%)が最も多かった.看護管理者のターミナルケアに対する意向は,「本人・家族の希望があれば行いたい」76名(66.1%),「積極的に行いたい」29名(25.2%)であった.ターミナルケアに関するガイドラインの有無は,「あり」51名(44.3%),「なし」57名(49.6%)であった.治療等に関する意思確認は「家族に確認する」71名(61.7%)が最も多く,次いで「本人と家族に確認する」35名(30.4%)であった.ターミナルケアに関する施設内教育は「行っていない」(41.7%)が最も多かった.ターミナルケアに対する困難感としては,< ターミナルケアに対する介護保険の介護報酬が少ない>,< 入所者の意思確認が困難である>,< 看護師の配置基準が少ない>,< 看護師が不足している>,< 介護療養病床では行える治療・処置や検査に制限がある> の5 点が挙げられていた.ターミナルケアに対する困難感を因子分析した結果,5 因子が抽出され,ガイドラインの有無で因子得点の差をみると,【職員の精神的負担】,【看護要員不足】,【職員のターミナルケアに関する知識・技術不足】の3因子において,ガイドラインのある施設で,困難感が低く有意差がみられた.  以上のことから,看護管理者のターミナルケアを「行いたい」という前向きな意向と,施設機能や報酬制度との間には溝があり,その解決策を見出すことが看護管理者の重要な課題であることが示唆された.そして,介護療養病床でのターミナルケアに関するガイドラインや教育体制を整備していくことの必要性が示された.}, pages = {103--116}, title = {介護療養型医療施設の看護管理者がとらえるターミナルケアの現状と認識}, volume = {5}, year = {2012} }