@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002013, author = {平良, 由香利 and 石川, 結衣 and 大釜, 徳政 and Yukari, Taira and Yui, Ishikawa and Norimasa, Ogama}, issue = {1}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {目的:心臓手術後の浮腫が患者に与える影響を明らかにし,浮腫による影響を最小限にする看護援助について検討する. 方法:心臓手術を受けた患者に対して半構造化面接を行い,質的帰納的に分析した. 結果:同意が得られた対象者は5名であった.対象者の語りから28のサブカテゴリー,10のカテゴリーが抽出された.心臓手術を受けた対象者は,自分自身で浮腫が生じていることに気付かず,ICU を退室する頃に体重測定や他者からの指摘によって【自覚していなかったむくみに気付く】体験をしていた.術後3 日目頃は【苦痛にならないむくみの存在】と捉えている対象者もいた一方で,【むくみがもたらす苦難】を抱く対象者がいた.そのため【むくみについてどうしようと悩み理由を追求】し,浮腫が軽減してきていることを実感しながらも【むくみの改善だけでは得られない回復の確証】を抱き,体重が日々減量していることを【回復への道しるべ】としていた.さらに,浮腫は軽減してきていたが【体重減少に伴う苦痛と心配】を感じ,術後7 日目頃には【むくみを含めた苦しみを他者の力を得て克服】,回復したいという思いから【回復を目指す思いと実感からむくみを克服】していた.また,術後早期から術後7 日目頃まで通して見られた特徴的な影響としては【氷から得た生きている実感と飲水への葛藤】があった. 結論:心臓手術後の浮腫を対象者は術後の回復過程における過程のひとつだと捉えていながらも浮腫による身体的苦痛と精神的苦痛を生じていることが示唆された.看護師は,患者の浮腫の捉え方は時間経過と共に変化があることを理解した上で,術前から浮腫が出現する理由と経過に関する情報を患者に提供し,理解を促す必要がある.また,マッサージ等によって浮腫に伴う苦痛を軽減させ,体重減少等の具体的な指標を用いて患者が回復を実感できる関わりを行い,回復への意欲を維持できるよう支援していく必要性がある.}, pages = {15--26}, title = {心臓手術後の浮腫が患者に与える影響}, volume = {6}, year = {2013} }