@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002025, author = {奥出, 尚子 and Naoko, Okude}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {(目的)本研究の目的は,傷病者や高齢者など易感染者の治療と療養の場である病院において,日和見感染による院内感染がしばしば発生する一因になっているコンタクトポイントのふき取り状況を客観的に評価し,コンタクトポイントの有効な清掃方法を明らかにすることである. (方法)本研究は複数の液剤を用い,ふき取り効果を比較した.ふき取り効果の監査方法にはアデノシン三リン酸(Adenosine Tri-Phosphate)よる検査(ATP検査)を用いた.使用する液剤による効果の比較実験は,試験検体を用いた実験と病棟内の蛇口を用いた病棟環境表面における実験を行なった.病棟環境表面における実験では,ふき取りにマイクロファイバークロスを用いた. (結果)試験検体を用いた実験では,70%アルコールを使用すると,ふき取り効果が低いと結論づけられた.病棟環境表面における実験では,試験検体を用いた実験においてふき取り効果の低かった70%アルコール以外の水道水,ナノバブル,スーパーミル,クワットスタット,過酸化水素水,CK を用いた.その結果,使用した液剤には,いずれの液剤もふき取り効果が認められ,それらのふき取り効果に差がないことがわかった.同時に行った微生物検査では,25箇所中2箇所から緑膿菌が検出された.このことから,病棟環境表面のふき取りには除菌作用のある液剤を用いることが,より適切である可能性が示唆された.また,25箇所の蛇口を6つの液剤のいずれかで6日間連続して1日,1回ふき取りした結果,どの蛇口も1日目のふき取り効果に比して2日目はふき取り効果が上がり,3日目以降は安定したふき取り効果を示した.この結果から,連続してふき取るとふき取り効果が上げることが示唆された. (結論)病院内のコンタクトポイントの清掃には,除菌効果のある液剤を用いること,さらに,定期清掃が有効である.}, pages = {51--57}, title = {ATP検査を用いた病院清掃方法の検討}, volume = {8}, year = {2015} }