@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002056, author = {板倉, 朋世 and 遠藤, 恭子 and 河野, かおり and 草刈, 由美子 and 石綿, 啓子 and 山口, 久美子 and 齋藤, ゆみ and Tomoyo, Itakura and Kyoko, Endo and Kaori, Kono and Yumiko, Kusakari and Keiko, Ishiwata and Kumiko, Yamaguchi and Yumi, Saito}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】自然風景の映像を視聴しながら運動を実施することによる心身に与える影響を明らかにする. 【方法】平成28年7月~8月に,健常大学生7名(平均年齢22.3 歳±0.8 歳,うち男性3名)を対象とし,男性80W,女性50Wの負荷で自転車エルゴメーターを20分間施行した.運動中に自然風景の映像視聴と非視聴の2施行を,1週間ずつ同刻に行うクロスオーバーデザインで実施した.測定項目は生理学的指標として運動前後の唾液アミラーゼ,クロモグラニンA,二重積(DP)であり,主観的指標として多面的感情状態尺(MMS)と自覚的運動強度(Borg指数)を測定した.  【結果】唾液アミラーゼ,クロモグラニンAは映像視聴と非視聴の2条件下で有意差を認めなかった.運動習慣の有無による運動前後の唾液アミラーゼ値とクロモグラニンA値の経時変化をみたとき,運動習慣のない者において,映像視聴時に比べて,非視聴時には,アミラーゼ値は運動直後に最高値を示し,クロモグラニンA値は運動直後より上昇傾向がみられた.また運動終了後のDPの減衰は,映像視聴で早期傾向を示した.MMSは,映像視聴ではネガティブな感情を表す「倦怠」が低下し,ポジティブな感情を表す「活動的快」「親和」が上昇する傾向を示した.非視聴では,ネガティブな感情を表す「倦怠」が上昇し,ポジティブな感情を表す「活動的快」「非活動的快」が低下する傾向を示したが,いずれも2群間で有意差は認めなかった.最大運動時のBorg指数は,映像視聴12.0±1.4,非視聴12.3±2.5 であり,映像視聴で低値を示す傾向が認められた.運動後の感想では,映像視聴で「気が紛れた」「疲れを感じにくかった」などが聞かれた. 【結論】映像視聴は,副交感神経活動の早期回復とポジティブな感情を示す傾向がみられた.以上より運動中の自然風景の視聴は,心身の安静と快適性やリラックス効果が得られ,運動療法における相乗効果をもたらす可能性があることが示唆された.}, pages = {11--21}, title = {自然風景の映像を視聴して実施する運動プログラムが健常成人の心身へ与える影響}, volume = {10}, year = {2017} }