@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002184, author = {茅島, 綾 and 板倉, 朋世 and 遠藤, 恭子 and 河野, かおり and 越雲, 美奈子 and Kayashima, Ryo and Itakura, Tomoyo and Endo, Kyoko and Kono, Kaori and Koshikumo, Minako}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】 アロマセラピー研究として報告されている文献を分析し,メディカルアロマセラピーの視点から,国内外の研究動向と課題を検討する. 【方法】 医学中央雑誌Web版 (Ver.5),CiNii Articles, Pubmed を用いて「アロマセラピー」「芳香浴」「看護」「患者」「aromatherapy」「inhalation」「treatment」「patient」のキーワードでand 検索を行った.論文の種類は「原著論文」とし,1997 年~2017 年の範囲で絞り込み,芳香浴のみ実施している研究を対象とした.研究目的,研究方法(研究デザイン,対象者,介入期間,使用精油の種類,データ分析方法),研究結果について要約表を作成し,内容を分析した. 【結果】 対象文献は,国内文献23件,海外文献18件であった.研究デザインは,海外文献では実験研究が最も多く,14件の文献が対象者数50名以上を確保していた.研究目的は,睡眠障害の緩和,苦痛・不安の緩和,疼痛の緩和,精神症状の緩和,ストレスの緩和の5つに分類された.介入期間は単回介入,芳香浴の方法は乾式吸入法が最も多かった.評価指標は客観的・主観的指標の両方を用いている文献が最も多く,研究目的に合わせた評価指標の選択が必須であった.使用精油は,ラベンダーが最も多く使用されており,海外ではジンジャーも使用されていた.精油別に得られた効果として,睡眠の促進や疼痛の軽減にはラベンダー,精神症状の緩和にはラベンダーやベルガモット,悪心・嘔吐による苦痛の軽減にはジンジャーが有効であった.患者の好みに合わせた精油の選択により相乗効果が認められた. 【結論】 芳香浴単独の援助であっても効果が得られることが明らかとなった.今後の課題として,精油の作用機序の解明,対象者数を増やすこと,適切な評価指標を使用すること,実験条件を統一した研究の蓄積が挙げられた.}, pages = {67--81}, title = {メディカルアロマセラピー研究の動向と課題}, volume = {12}, year = {2019} }