@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00002301, author = {上田, 理恵 and 山口, 久美子 and Ueda, Rie and Yamaguchi, Kumiko}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】 看護師の被暴力体験について,看護師が乗り越え得る力を持つというPosttraumatic Growth(以下PTGと略す)の側面から,看護師は被暴力体験をどのように乗り越えていくことが可能なのか,また乗り越えるにあたってどのようなサポ─トが必要なのかを検討する. 【方法】 医学中央雑誌Web版を用いて,「Posttraumatic Growth」をキーワードに原著論文を検索し,13件の文献から,患者から看護職への暴力が対象の2件を抽出した.また,「Posttraumatic Growth」として日本でも注目され始めた2010年以降,2018年までの原著論文を対象に「暴力」「看護師」をキーワードとし,463件の文献を抽出した.患者から看護職への暴力を対象とした318件について,看護師がどのように暴力体験を乗り越えているのかに注目し,9件の文献を出した.重複論文1件を除いた計10件を対象とし,看護師がどのように被暴力体験を乗り越えていくことが可能なのかについて示唆を得て,どのようなサポ─トが必要なのかを検討した. 【結果】 看護師は,否定的な感情体験を受け止め,出来事から距離を置いて考え,意味のある体験として受容することで,自己成長を実感するというプロセスをたどっていた.これは,看護師にとって被暴力体験が,経験から学ぶという看護師としての成長へとつながる可能性を示唆していた.そして,看護師が被暴力体験を乗り越えるにあたっては,患者が暴力行為に至ったことへの論理的な理解とともに周囲のサポートが不可欠であることが明らかとなった. 【結論】 看護師は,被暴力体験に遭遇するリスクを避けられない.看護師としてどう乗り越えるかというPTGの考え方も参考に,専門職集団として,学問的・職業的に向きあっていくことが重要である.}, pages = {1--12}, title = {看護師の被暴力体験におけるPosttraumatic Growth}, volume = {13}, year = {2020} }