@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00005068, author = {小西, 美樹 and 井上, ひとみ and 玉村, 尚子 and 越雲, 美奈子 and Konishi, Miki and Inoue, Hitomi and Tamamura, Hisako and Koshikumo, Minako}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】 看護基礎教育課程では,紙上事例を用いた看護過程演習が広く行われている.しかし,8割近くの病院が電子カルテを導入しており,臨床現場では電子カルテの中から意図的に患者情報を収集するスキルが必要である.そこで,従来の紙上事例に代えて,訓練用電子カルテに模擬患者の情報を入力し,実習さながらの情報収集ができる環境を設定した演習を開発したので,その経緯を報告する. 【教材開発の計画】 学士課程による看護基礎教育で求められる看護実践能力を明確化するため,既存の教科書,事例集,視聴覚教材,国家試験問題,政府及び公的機関から出された報告書や指針等を基礎資料として収集した.それらを踏まえて,領域別看護学実習前の段階にある学生の学習用として事例を作成し,訓練用電子カルテに入力した. 【教材開発の実際】 事例作成にあたり学習項目を抽出するために「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会最終報告」と「看護師国家試験出題基準」を参考とした.小児看護学実習でよく遭遇する疾患及び年齢層を考慮し,川崎病と診断された 1 歳 6 ヶ月女児の紙上事例を作成し,それを元に大学病院医療情報センター内の訓練用電子カルテに入力し,教材とした.訓練用電子カルテには職種毎の権限を付与した模擬IDで,入力内容ごとにIDを変更して作業を行う必要があった.作業が煩雑になる場合には,“本物”と同じにすることにこだわらず,学習に支障を来さない教材作成を目標に作業を進めた. 【演習の展開】 看護学部 3 年次必修科目「看護過程」・「看護技術」において開発した教材を用いた演習を行った.その際,補助教材として学習ガイド及び演習ワークシートと教員用マニュアルを作成し,担当教員によって学習進度や学習内容に差が出ないように努めた. 【結論】 模擬患者事例の情報を入力した訓練用電子カルテを用いた小児看護学演習用事例を開発した.教育効果の客観的評価は今後の課題である.}, pages = {57--69}, title = {電子カルテを用いた小児看護学演習用事例の教材開発}, volume = {14}, year = {2021} }