@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00005180, author = {小西, 美樹 and Konishi, Miki and 玉村, 尚子 and Tamamura, Hisako and 越雲, 美奈子 and Koshikumo, Minako}, journal = {獨協医科大学看護学部紀要, Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】 COVID-19流行後の初年度となる臨地実習に制限が生じた中で,小児看護学実習における学習状況を把握するため,実施した看護技術,患者理解,実習目標達成の現状を調査する.また,学生がペアとなって同一の患者を担当する方法を取り入れ,協働したことによる学修効果を評価し,今後の実習指導体制について考察する. 【方法】 2020年度小児看護学実習の受講生を対象にアンケートを実習終了日に実施した.回答があった84件を分析対象とした. 【結果】 病棟実習の日数は57%が,学内実習の日数は77%が十分だったと回答した.バイタルサイン測定は,ほぼ全員が実施していた.実施できた看護ケアは,遊びの提供(76%),おむつ交換(61%),沐浴(32%)などであった.実習中に患者の家族に会えたのは44%であった.患者理解は,疾患で87%が,看護で77%が,家族背景で56%が,難しかったと回答した.実習日数減少による実習目標5項目の達成への影響度は,45〜67%が影響したと回答した.病棟実習と学内実習の学生がペアで患者を担当したこと,病棟実習で学生がペアで患者を担当したことは,82%が学修効果があったと回答した.病棟実習と学内実習でのペア学習では,患者の理解度や,実習目標達成の影響度に有意な差は認められなかったが,病棟実習でのペア学習では,家族背景の理解度と,目標5「子どもと家族の関係性を考慮し,子どもと家族が療養生活に主体的に取り組めるよう援助する」への影響度において有意な差が認められた. 【考察】 学生が実施した看護ケアは,個人防護具が不要なケアに限定され,日常生活援助や治療に関わる援助技術の多くで実施率が低かった.小児患者の疾患や看護の理解は困難であったが,家族背景は,面会制限にあることを考慮し,実習指導者や教員が補足説明することで困難さが減じられていた.COVID-19による実習目標の達成への影響は多大だが,学生がペアで協働する方法は一定の学修効果を得ていた.}, pages = {23--36}, title = {COVID-19 流行後初年度の小児病棟での実習方法の工夫と評価}, volume = {15}, year = {2022} }