@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00000654, author = {本田, 俊夫}, issue = {1}, journal = {Dokkyo journal of medical sciences}, month = {Mar}, note = {骨軟部腫瘍において,悪性腫瘍及び良悪性境界型腫瘍の辺縁切除術,骨内良性腫瘍の骨内掃爬術では腫瘍の完全な摘出が困難な症例があり,残存した微量な腫瘍細胞が再発を引き起こすことがある.一方,胸腔や腹腔内腫瘍の外科手術の症例では,蒸留水が局所再発を防ぐ目的で使用された報告がある.こうした背景から,過去に当科では室温での蒸留水の殺腫瘍効果を骨軟部腫瘍の手術に応用する検討を行ったが,臨床応用可能な程度の殺腫瘍効果を得ることができなかった.今回,蒸留水を加温することで,蒸留水の殺細胞効果に,温熱による殺細胞効果(hyperthermia)を加え,その殺腫瘍細胞効果を増強させ,併せてその温熱による殺細胞効果による正常細胞の生存抑制を最小限にするための至適条件を検討した.方法として,手術中に採取した腫瘍組織と正常組織を, 46℃と48℃に加温した蒸留水に浸水させ,浸水の時間条件を変えて,殺細胞効果を検討した.その結果, 46℃10分間あるいは48℃5分間の加温により,十分な殺腫瘍細胞効果を得,且つ正常細胞の生存抑制を最小限に抑えることが可能であった.臨床においても,手術時間の制約も含め,上記条件は十分応用可能な条件であると推察された., 学位申請論文}, pages = {T37--T42}, title = {In vitroにおける加温蒸留水の殺腫瘍効果}, volume = {35}, year = {2008}, yomi = {ホンダ, トシオ} }