@article{oai:dmu.repo.nii.ac.jp:00000761, author = {矢野, 雄一郎}, issue = {1}, journal = {Dokkyo journal of medical sciences}, month = {Mar}, note = {上肢挙上時の肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の同期した動きを肩甲上腕リズムと呼ぶ.肩甲骨は胸郭に対して様々な動きをするが,その動きは三次元の複合運動であり,詳細はまだ知られていない.著者は三次元動作解析装置を用いて肩甲骨の動きを明らかにしようと試みた.対象は肩に愁訴のない健常者21人42肩,18歳から34歳(平均23.7歳)であり,上肢挙上・下垂動作を行わせた.挙上に伴い肩甲骨は上方回旋,後方傾斜,内旋し,その角度は利き手側で37.6± 7.2 ° ,37.9±6.5 °,36.8±12.2 °,非利き手側で34.8±6.8 °,39.5±5.9 °,37.1± 12.0 ° であった.利き手側,非利き手側の間に統計学的有意差はなかった.また挙上初期に下方回旋,もしくは下垂末期に上方回旋する群があり, 相対的に肩甲骨上腕関節の動きが大きいので肩甲上腕タイプ(GHtype)と分類した.他方,相対的に肩甲骨の動きが大きい群を肩甲胸郭タイプ(ST type)と分類した.本研究から上肢挙上初期の肩甲上腕リズムには2つのタイプあること,肩甲骨の動きには3方向あること,利き手と非利き手間に有意差がないことが明らかとなった.これらの結果は,肩関節疾患において肩甲骨の動きの異常に着目することにより,運動障害の適切な評価が可能になることを示唆する.またその際,左右を比較することに根拠を与えるものであると考える., 学位申請論文}, pages = {T21--T27}, title = {三次元的解析装置を使用した上肢挙上・下垂時の肩甲骨運動}, volume = {36}, year = {2009}, yomi = {ヤノ, ユウイチロウ} }